
いざルイボスの故郷南アフリカ共和国へ。
香港を経由して南アフリカ最大の商業都市ヨハネスブルグへ入り、さらに首都のひとつケープタウンへと渡ります。ここまでで約24時間の長旅。機内から下を覗くと、畑がみな丸い形をしていて驚きました。 |

ケープタウンで最も有名なテーブルマウンテンです。ナイフで切り取ったような平らな山で、山頂からは世界有数の美港と名高い景観を堪能できます。 |

ルイボスの産地はケープタウンからさらに約250km北西に進んだ場所にあります。約3時間のドライブ。道中は地平線まで続くまっすぐな道のりをひた走ります。 |

だんだん山間部へ入ってきました。 |

ようやくセダルバーグ山脈のふもとクランウイリアムに到着。
ここは人口およそ6,000人ののどかな田舎町ですが、世界で唯一ルイボスが生育するまさにルイボスの町です。 |

これがルイボスの畑です。この地の降水量は年間わずか200mmほど。夏期(10月〜3月)の平均気温は40℃近くあり、冬期(5月〜8月)でも日中は25℃程度。しかし朝晩の気温差が非常に大きく、最低気温は夏で約15℃、冬には0℃にもなります。また、日差しは強烈ですが湿度はまったくといっていいほど感じません。土はパサパサで酸性の土。この厳しい環境だからこそ、抗酸化効果の高いルイボスが生まれます。 |

そんな苛酷な環境にしか生えないルイボスは、地中3mほどにもなる長い根を生やします。アフリカの大地に蓄えられた太古の水に近い地下水を吸い上げて育つのです。酸性の土だからこそ、アルカリ性の植物となり生命を維持しているんですね。 |

これはルイボスの種。非常に小さく貴重なものです。どうして貴重なんでしょうか?その答えはアリ。通常土に落ちた種をアリが巣へ持って行ってしまうので、アリの巣を探して種を回収するんですって。それは大変だ。
|

ルイボス・リミテッドの社長マーチン・バーグ氏です。とてもハンサムで背が高い!1mほどに育ったルイボスが小さく見えてしまいます。 |
収穫の様子。オーガニックの畑ではこのように手作業で刈り取りします。およそ400ある農家の内、「有機JASマーク」認定を受けているのはわずか4軒。厳しい審査をクリアした安全安心のルイボスを生産しています。
また、ルイボスの収穫時期は夏(1月〜3月末)。これは厳しい暑さに耐えるために、ルイボスが抗酸化物質を一番多くため込んでいるためです。
|

収穫後は農場で2〜3mmにカットされます。特別なローラーでキズを付け、発酵を促します。 |

カットされたルイボス。だんだんお茶らしくなってきました。 |
紅茶やウーロン茶は緑茶の原料をわざと発酵させた物ですが、ルイボスは少しのキズから自然に発酵します。約8時間天日干しすると完全に発酵した状態となります。 |

ルイボス・リミテッド社です。もともとは公社で、現在は民間の会社となっています。およそ7割の農家と契約しており、フルオートメーション工場と研究開発室を兼ね備えた最大手です。 |

工場の様子。農家から届けられたルイボスの茶葉は、はじめに茎などの大粒な物と粉を大きな選別機でふるいにかけられ、再びさまざまな種類の大きさに選別されます。 |

そのあと140℃のスチーム殺菌を行い、すぐに乾燥させます。ルイボスには湿度が大敵だからです。 |

そしてそれぞれの種類に分けられた茶葉20kgの袋詰めができあがり。 |

こちらは研究開発室。 |

製造工程でサンプルが取られ、大きさや品質をデータ分析しているほか、このように色、香り、味のテイスティングも行っています。結果は全ての商品に証明書として通知されます。 |

研究開発室の室長さんです。工場は見学することができ、パネルで詳しく説明してくれます。 |

最後に社長と固い握手を交わし、ルイボスの故郷を訪ねる旅は終了。 |

ルイボスの原料を格納しておく倉庫。ルイボス・リミテッド社では商品を安定供給できるよう、巨大な倉庫に原料を備蓄しています。
ちなみにルイボスの生産量は年間約1万5,000トン。
その内「有機JASマーク」に認定を受けているのはわずか3.0%ほどです。
日本へ輸入される約350トンのルイボスの内では、約200トンが「有機JASマーク」の認定を受けています。
|

南アフリカの喜望峰 |

アフリカ・ペンギン |